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藤木孝明
2024年12月19日
【読書】日本の心が遠いアフリカの大地で受け継がれていた。『今日、誰のために生きる?』
これは遠いアフリカの地タンザニアにあるブンジュ村での話である。 その村では、子供が「流れ星を捕まえたい」と言えば、村人総出で捕まえに行き、医者になりたいと願う子供がいれば、町医者のもとにつれていき、医者という職業が如何に素晴らしくやりがいのある職業か話してやるのだそうだ。...


酒井厚志
2024年11月10日
【読書】かわいいシールがついてきます『穢れた聖地巡礼について』
お化けなんてないさ 『穢れた聖地巡礼について』 背筋 KADOKAWA この本を家に置いておくことができるか? 背筋氏の前作『近畿地方のある場所について』は恐怖と不快感で俺をどん底に突き落とした。 読み終えた後は、その本が家にあることすら嫌で、追い払うように人に貸してしま...


酒井厚志
2024年11月4日
【読書】俺は暇のために働いてんの!『暇と退屈の倫理学』
優しくて冷静な熱いバトン 『暇と退屈の倫理学』 國分功一郎 新潮文庫 暇が欲しいから仕事してますっていうと冷めた目で見られる問題 自分の仕事の社会的意義について本音で語ろうと思えば、もちろんできると思う。 しかし一方で、俺は「暇な時間」を作るために仕事をしている。これは相反...


酒井厚志
2024年11月3日
【読書】おじさんはどう生きるか『バリ山行』
ちょっと前に一日中座って本を読んでいい時間があったので三冊読めた。 少しでも興味を持ってもらえらばいいなと思って連続でメモを残してみることにした。 アウターヘイブンを求め、おじさんは道なき道へ。 『バリ山行』松永K三蔵 講談社 書店の平積みコーナーにて、 芥川賞受賞...


藤木孝明
2024年9月16日
【読書】『書いてはいけない』三つのキーワードと日本没落の真相とは
ジャニーズ喜多川の性加害問題 財務省の布教活動 日航123便墜落事故 この三つの事柄を読み説くことで日本の闇が浮かび上がってくる。 一見関係なさそうな3つの事柄だが、権力構図とメディアの腐敗、ジャーナリズムの没落という共通点が見えてくる。...


藤木孝明
2024年9月3日
【読書】『日本人は国土でできている』日本列島改造論をもう一度
インフラを整備することは国を守ること、ひいては国民を守ることなのだ。 しかし、今の日本の政治家はインフラを整備するどころかインフラを整備するための建設国債に上限を設けるという愚かな政策をしている。 その結果地方の道路や鉄道はどんどん腐敗していき、地方から人が離れていくという...


藤木孝明
2024年8月21日
【読書】瑞穂の国日本の田園風景を取り戻せ!
赤とんぼが稲の穂先に泊まり、アメンボが水面をすいすいとお泳ぐ姿。 カエルの合唱や鈴虫の鳴き声。 昭和生まれの人だったら、想像することも容易い田園風景も平成や令和に生まれえた子たちは、想像すらできないかもしれない。 お盆やお正月にはおじいちゃんやおばあちゃんの実家に遊びに行き...


藤木孝明
2024年8月13日
【読書】人間は生存競争の過程でバカになった。
能力の高い者は自分のことを過小評価するのに対して、能力の高い者は自分を過小評価するらしい。 ダニング・クルーガー効果と呼ばれ、研究で明らかにされている事実である。 一言で言うならば「バカは自分のことをバカだとは思っていない。なぜならばバカだからだ」...


藤木孝明
2024年7月29日
【読書】自主独立することこそが善良への道である
傲慢とは何か?善良とは何か? 自分を顧みるとき、そんなことをふと考えてみた。 傲慢に振る舞う自分と善良に振る舞う自分! どっちが本当の自分なのだろうか。 その時の状況や環境、気分にも左右されながら態度を変えていくのが人である。...


藤木孝明
2024年7月13日
【読書】ハヤブサ消防団‼
ミステリ作家の三馬太郎が八百万町のハヤブサ地区に移住したのは、父親の葬儀の後でだった。 自然豊かなハヤブサ地区の魅力に取りつかれたのだ。 小説の締め切りに追われ、疲労困憊していた太郎を癒してくれたのが、ハヤブサ地区の自然であり、緑であり、道の駅での地元民とのささやかな交流だ...


藤木孝明
2024年7月10日
【読書】同志少女よ敵を撃て‼
平和な村を突如襲った悲劇。 愛する家族、仲の良かった友人、村人たち!自分が当たり前だと思っていた現実が突然他人の手によって亡き者にされたのだ。 かろうじて命を救われた少女に 投げかけられた言葉は「戦いたいか!死にたいか!」だった。 「死にたい!」少女はそう答えた。...
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