大成建設28階オフィスリニューアル【ケヤキベンチ】
- 酒井厚志

- 6 時間前
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小菅村、NPO法人多摩源流こすげ、大成建設株式会社は、2024年より7年間にわたるグリーンインフラ推進の連携協定を締結しています。
この協定は、村産木材の積極的な活用や水源涵養林の保全、人工林の自然林化、獣害対策、動植物モニタリングによる生物多様性の保全、人材育成など、多岐にわたる取り組みを通じて、多摩川の源流域である小菅村から持続可能な地域モデルの構築を目指すものです。
そうした取り組みの中で、私たち studio畑の前 も本プロジェクトの一端を担う機会をいただきました。

完成したのは、円形の棚と一体になったベンチです。
オフィスビルの中に、 迫力がありながらも、包み込むような優しい雰囲気の空間が出来上がっています。
木材フレームの棚が円を描いて伸び、金具で固定しない「組木」によって構成されています。
この大型什器のベンチ・台座部分にケヤキの大木が使われています。
大ケヤキの伐採は小菅村の青柳林業さん、製材は木下製材さんが担当。
そして、土台となる丸太部分の加工と、板材を重ねたベンチの制作を studio畑の前 が行いました。
小菅村の林業者による伐採から始まり、その木を材料として制作し、都市の空間へと届ける。
一連の流れが実際のかたちとして結実して感慨深いです!

ケヤキの伐採は、民家に隣接する立地のため、そのまま倒すことができず、ツリークライミング技術を用いた特殊伐採によって行われました。
樹上で枝を切り落とし、上部から切り進めていく高度な作業です。
この特殊伐採は畑の前のメンバーの孝明さんが担当しています。


こうして無事に丸太となったケヤキは製材を経て工房へと運び込まれました。
丸太で約100kg、板材でも20〜30kgほどの重量があります。



丸太は円形に配置できるよう所定の角度でカットし、
板材は製材直後の姿を感じさせる量感を活かしたベンチへと加工しました。
本プロジェクトにあたり、大成建設 のご担当者様、そして制作・施工を担われた TANK 様に、感謝申し上げます。
また、小菅村の林業者から木材を受け取り、このようなかたちとして結実させることができたことは、私たちにとって、深く心に残る経験となりました。

一緒に制作した畑の前のメンバー
ケヤキの伐採と、工房で丸太の加工を担当した孝明さん。
小菅村内の林業者をまとめ、プロジェクトを推進した小菅村地域林政アドバイザーでもある大野さん。
ありがとうございました!




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