『畑の前』もタイトルになり得るけど
つくるものはざっくりと見えてきてはいるんだけど、見えてこないのが展示タイトル。
主題によって内側をどう見せるかが変わるので、作品の制作と併せて考え続けないと。
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もし展示自体に「だいすきな食べ物をかいて」みたいな主題があって、そのテーマで描いた作品が集まるなら主題がそのまま展示会のタイトルになり得る。
今回はこれまでの活動紹介と個人の自主制作が織り交ざった物になる。から、そうもいかない。テーマや表現方法、そもそも活動内容の違い、その織り交ざったものは何なのだろう。
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そもそもチーム名があるからややこしい。"学生"や"作家"は属性の名称だけれど『畑の前』は属性ではなく、チーム名。かつ、活動のコンセプトでもある。
自分たちの属性をとりあえず『おじさん』『小菅村人』『作家』なんかとして、○○美術大学○○展ホニャララ…のような(属性)(内容)(テーマ)の順に当てはめてみると、
小菅村おじさん5人活動展『畑の前』
と、チーム名も展示タイトルになる!ギャー!でも面白くなさそうだ。
しかも、これではこの展示にあわせて今結成されたチーム初お披露目のような印象。
自分達の場合は(コンセプト1/チーム名)(展示物)(コンセプト2)になるのだろう。
与えられた主題や、グループ全体としての共通テーマが無いから、(コンセプト2)は『どういう目で内容を見て欲しいか』になるかな。
このタイトルと活動の構造、めんどくさいな...。
何展なの?アウトプットの形について
あらためてレイアウトする。
studio畑の前 ○○展
○○の部分は『作品展』というと作品というアウトプットじゃない展示物も必ずあるし、『美術展』と言っても嘘になる。結局それらがミックスされてチームの活動になっているから。
酒井さんと話していて納得したワードは「しごと」たしかに。
オーダーワーク以外の自主制作だって、イベントだって、対価のハッキリしない活動や、もはや遊びですら!ずっと続けたいライフワークであって、上手にできれば「いい仕事した」という気分になる。
何を展示するか?という問いには、いろいろひっくるめて「しごと」を展示します。が納得感あるね。
...ところが『しごと展』なる展示会はたくさんあって、結局内容が見えない。もう一段階考えないと。
結局大切なのは(コンセプト2)
このコンセプト2ってやつは何が入ると今丁度いいのか。
キャッチコピーかもしれないし、抽象的なワードが入るかもしれないし、大喜利的なワードが入っても良い。自分達の活動の、ある側面をあらわすような。それか、活動を通して最近感じているようなことか...。目標かもしれないし。
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活動しているうちに偶然できた縁がどんどんつながる。コンパクトな視点で見ているからかもしれないけど、さらに何か起こりそうな気持ちさえある。人口はどんどん減っていっているのに!この前向きな気持ちの正体って何なんだろ。そして、この『しっかりとした展示をやらなきゃ』という焦りの正体もなんなんだろう。
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studio畑の前しごと展 "小菅村の火" いや、
studio畑の前しごと展 "時のオカリナ" いやいや、ふざけました。
ウーン…もうちょっとだ…!!!制作とプログラムの組み立てを行き来して、答えを探そう。
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