狛江市役所 時計台の制作
- 裕也 折出
- 7月31日
- 読了時間: 2分




狛江市役所入口のホールに杉、ヒノキ、桜、イチョウを使った時計台を設置。高さ3mを超える大作。
『市長への手紙』を投函するポスト・デスクとセットで製作しました。
時計部分と机天板の一部は、狛江市の木であるイチョウを使用。陽があたると、光っているような明るさがあります。フォントは、狛江市の市章をヒントに。
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『森林の時間を感じさせるデザイン』というテーマをいただき、足元から時計に向かって、木が立ち上がって伸びていくような流れを意識して制作しました。全体的に左右対称に作った形状を、少し崩して抽象的なバランスに。足元から時計部分にかけて明るい木材を使った、シンボリックなデザイン。4種の樹種で4層のパネルを重ね、影が落ちる、立体的なパネルです。
受付カウンターとセットで、ホールの印象が柔らかくなりました。なんだか既に馴染んでるような印象です。
制作の経緯
『市長への手紙』は、狛江市政への意見できる広聴制度で、意見を直接市政運営に役立てるものです。
市役所・あいとぴあセンター・市民総合体育館・西河原公民館および各地域センター等にはがきが用意されています。
郵送、または直接市役所のポストに投函が可能なのですが、そのポストが学校の机を再利用したもので、手紙、意見を軽視しているような印象を与えかねないという心配があったそうです。
そんな中、ポストに『ホールに時計を設置してほしい』という意見が届きます。
時計の設置と環境づくりを併せて行う、時計台づくりが始まりました。

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