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杉の羽目板【狛江市放課後子ども教室】

更新日:1 日前


小菅村の木で作る羽目板(はめいた)

羽目板とは、板の端が凹凸になっており、互いにジョイントできるよう加工された板のことです。

壁に羽目板を用いることで、見た目の変化はもちろんのこと、断熱・調湿効果が期待できます。


今回、東京都狛江市で整備される放課後子ども教室(KoKoA)の内装材として小菅村の杉の間伐材で羽目板を製作しました。



水源の森から木材を調達

山で切り倒した木を、山から引き出す「搬出作業」も林業において非常に重要な工程です。

下の写真では、ロープと滑車を組み合わせて簡易的な滑車装置をつくり、伐採した木を山の麓まで運び出している様子が写っています。



皮剥き間伐と巻き枯らし

写真の木を見ると、樹皮が剥がされている部分があるのが分かるでしょうか。

これは「皮むき間伐」もしくは、「巻き枯らし」と呼ばれる方法で、あらかじめ伐採予定の木の樹皮を剥いでおく作業です。こうすることで木の水分が抜けやすくなり、立った状態のまま乾燥が進むため、伐採後の木材の乾燥期間を短縮することができます。


工房で羽目板に加工

こうして山から運び出された木は、製材されて加工しやすい大きさに切り分けられ、その後さらに乾燥させます。木材は乾燥がとても重要で、十分に乾いていないと、加工後に反りや割れが生じてしまうことがあります。

乾燥が進んだ材の中から、用途に応じて使う部分を選びます。節の多い部分は今回はツーバイフォー材として保管し、比較的きれいな部分のみを羽目板として使用しています。



その後、板の厚さを揃え、表面を平滑に整えます。

さらに、木工工具を使って板同士を接合するための凹凸を加工していきます。

こうした加工によって、板同士をしっかりと組み合わせることができるようになります。



この加工は、当スタジオの孝明さんと椙本さんが担当し、しっかりした精度で製作しています。

板の裏側には、反りどめの溝を掘り込んでいます。見えない部分ですが、こうした加工が木材を長く安定して使うための工夫になります。

森の中の一本の木が製品になるまでには、伐採、搬出、製材、乾燥、そして木工加工と、多くの人の仕事が関わっています。こうして完成した羽目板は施工業者の方に引き渡され、建物の一部として組み込まれていきます。


この板が使われる場所は、多摩川の流域でつながる狛江市の児童館です。

普段から多摩川に親しんでいる子どもたちが遊ぶ場所のそばに、源流の森から、さまざまな人の手を経て届いた木の板が使われているのって、なんだかいいですよね。

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studio畑の前

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