川上から川下まで
- 裕也 折出
- 7月3日
- 読了時間: 2分

小菅村の森林環境と課題
山梨県小菅村は95%が森林という豊かな自然の中にある村です。
多摩川源流のこの森林が、綺麗な水を育みます。
一方で、これからの民有林の管理と活用は、日本全国共通の課題です。
建材としての活用前提で植えられた木は、人口の減少や輸入材の影響で、活用のあてがないものがほとんど。かつて資産としてあった木が、今ではそう言えるか怪しいものになっています。
実際に小菅村内には東京都に販売・東京都が管理する水源林が多く、その背景には管理の難しさがあります。隣接する都市部が管理していく事はいい面もありますが、はたして日本全国同様にそうなっていくのか?は疑問です。
管理が難しい、お金にならない...半ば荷物のような状況になっていては、持っていたくないのも仕方ありません。山の維持のためには、管理に加えて木の活用が不可欠です。
建材や燃料、加工の素材として付加価値をつけていく事で仕事にしていき、山主さんに還元していく循環をつくり、大きくしていく事が必要です。
環境のため、場づくりのため、材料として
小菅村では山へのアクションとして、源流大学による『水源の森再生プロジェクト』(源流大学 | 生きた智慧を次世代へ)や、畑の前メンバーでもある大野さんが中心となりMTBトレイルの整備などの企画が進んでいます(株式会社リトル・トリー)
小菅村内での事業者同士で連携して、様々な角度から山の資源を活用しています。
場所づくりで伐採した木などを製材、材料として活用するのがstudio畑の前です。
5人という小さなチームですが、周囲と連携しながら、間伐⇒製材⇒デザイン⇒制作の流れを作り出します。


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